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NSW全域で豪雨、混乱続出

【シドニー22日AAP】   NSW州全域では激しい豪雨が続いており、地滑りや交通事故など、各地で多数の事故が発生している。

シドニーや州中央海岸部では80ミリ以上の降雨を記録。州救急サービス局(SES)は21日朝から翌朝までの24時間の間に、560件の救助要請の電話を受けた。

同局の発表では、21日夜に中央海岸部で、洪水が原因の救助活動を4か所で行ったという。オリンバーでは乗用車の中に閉じ込められた乗員2人が救助され、ゴスフォード近くのホルゲート・グラマー・スクールでも車内から子ども2人と大人1人が救助された。

また豪雨によって、屋根の雨漏りの問題も深刻化しており、SESでは被害の拡大を予想している。一方、シドニー北部のパームビーチでは地滑りが発生し、バーレンジョイ・ロードが閉鎖されている。またピンブルでの地滑りにより、21日夜に鉄道のノーザンショア線が一時閉鎖された。

シドニー、南部海岸部、イラワラ、ハンター、中北部海岸地域では現在も豪雨警報が発令されている。

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