【メルボルン24日 AAP】 喫煙者の3分の1近くが喫煙の健康への影響は誇張されていると信じていることが最近の調査で分かった。この調査はがん協会が2009年に電話調査し、今年照合したもの。
VIC州がん協会が861人の喫煙者に調査を行ったところ、喫煙者の32%は喫煙の健康への影響は誇張されていると考えており、肺気腫や慢性閉塞性肺疾患(COPD)が喫煙の健康によると考えているとしたのは37.5%にしか満たなかった。
禁煙推進団体「クイット(Quit)」のシャーキー代表は、「ほとんどすべての喫煙者は肺気腫を発病する。また、死亡原因全体の4分の1が肺気腫である。つまり、喫煙によって直接死亡しなくとも他の形で健康に影響があることは間違いない。 本人やその家族の生活に大きな影響を与えることが多い」と語り、喫煙への警告を促した。