【メルボルン26日AAP】 オーストラリアを訪問中のイギリスのブレア元首相は26日、メルボルンでギラード連邦首相と対談を行った。ブレア氏は、メルボルンを皮切りに3日間でオーストラリアとニュージーランドの5都市を巡る遊説の旅に出る。
ブレア氏は、ギラード首相と共に「首相記者会見」に臨んだ。会見の場でまず同氏は「首相会見は長らく行ってないので」とリラックスした様子で話し、記者らに対してどんどん質問をするよう要求した。ギラード首相が現在国民に理解を訴えている炭素税導入について支持するとしたが、最終的にはオーストラリア国民の問題であると述べた。
さらに会見でブレア氏は、「首相を辞めてから分かったことの1つに、助言するということは物事を決定するよりもいかに簡単かということがある。だからどの首相と話をするときも、彼らの仕事に敬意を示すようにしている。首相の仕事がいかに大変かということを知っているからね」と話した。
また同氏は、オーストラリアについて「すべてが好きだが、今回の旅で自由になる時間と言えばジムに少し行くぐらいかも」と話し、ギラード首相がすかさず「オーストラリアではもっと楽しめることがある」と言うと、ブレア氏は「分かってるよ。でもそれはメディアで明らかにしないほうがいいよね」と返した。