【ブリスベン20日AAP】 小売り大手コールズやウールワースは、乳固形分が20日から1リットル当たり10セント値上がりするのを受け、ホームブランド牛乳を値上げすると発表した。追徴分は、干ばつで苦境に立たされる酪農農家への補助金となる。
コールズは今年末まで、3リットルのホームブランド牛乳を現在の一本当たり3ドルから、3ドル30セントに引上げる。ウールワースは10月半ばまで、コールズと同様に販売する。ウールワースはその後、QLD州、NSW州、首都特別地域(ACT)、VIC州で、1リットル~3リットルの牛乳を、それぞれ1ドル10セント、2ドル20セント、3ドル30セントで販売するとしている。
一方、QLD州酪農家協会のテスマン氏は3AWのラジオ番組に出演し、追徴課税による救済措置は一時的なもので「あまり役に立たない」と述べ、政府は牛乳だけでなく、すべての乳製品を課税対象にして欲しいと要望した。