【メルボルン27日AAP】 自分の娘を橋から投下し殺害した父親が、懲役最低32年の刑は「長すぎる」として控訴を求めていた件で、VIC州控訴裁判所は27日、これを却下した。
2009年1月29日、アーサー・フリーマン被告(38)は、メルボルンのウェストゲート橋の上から、長女のダーシーちゃん(当時4歳)を50メートル下に流れる川に投げ入れ殺害した。同被告は今年4月、32年間仮釈放なしの無期懲役刑を受けたが「明らかに重刑すぎる」として控訴を求めていた。
27日、控訴裁判所の裁判官は被告の控訴を却下した理由について、犯行の理由が元妻を傷つけることであったことや、犯行が兄弟の目の前で行われたことなどに触れ、これらを考慮すると刑の内容は妥当であるとした。
フリーマン被告は、刑務所内で他の受刑囚と警護官に対して攻撃的な態度を取ったため、凶悪犯罪者を収監するユニットに移動させられていた。