【ブリスベン28日AAP】 今年1月に多くの被害を出したQLD州の洪水の生存者であり、また妹を救出した英雄とされていた男性が、火事に巻き込まれて死亡した。残されたのは姉弟3人。両親は洪水で死亡した。
27日夜、QLD州マーフィーズ・クリークで火災が発生。消防隊は燃えている運送用コンテナ、草地、車両2台の消火活動を行っている際にサム・マシューさん(20)の遺体を発見した。マシューさんは火災発生時、洪水で亡くなった父親の車の修理をしていたとみられている。
この火事で死亡したサムさんは1月の洪水発生時、スプリング・ブラフにある自宅で両親と妹1人と一緒に台所にいた。妹を救出した後、両親救出のために元の場所に戻ったが、両親と彼らがいた台所がすべて水に流されていたという。