【メルボルン23日AAP】 5年前にインフルエンザに感染して生死をさ迷ったVIC州の少女が、予防接種を受けるよう強く訴えている。
アレグラ・シシリアノさん(8)は2013年、風邪のような症状が4日間続いた後に病院に緊急搬送された。アレグラさんは1週間集中治療室で過ごし、さらに1か月半入院した。父親のロスさんは23日、「娘は一からやり直すことになった。話したり、細かい動きの能力も失った」と語った。リハビリは今も続いているという。一家は現在、定期的にインフルエンザ予防接種を受けている。
今年、VIC州で170万人が無料接種を受けた。大流行となった昨年の3万5,346件に比べ、今年は5,000件減少した。州政府は23日、来年も生後6か月から5歳未満の幼児を対象に無料接種を提供し、全国予防接種プログラムに加えるよう推し進めると発表した。