【メルボルン3日AAP】 就業の公正性の監視機関「フェア・ワーク・オーストラリア」による監査では、メルボルンにある日本食レストランやアジア系食品店で従業員への給与の未払いがあることが分かった。
32事業者に対して行われた同機関の監査では、24事業者が従業員に対して給与の未払いがあることを指摘。134人の従業員に対して15万1500ドルが未払いになっている。さらに、今後12事業者に対して監査が行われる予定だという。
フェア・ワーク側は、給与未払いの内訳として、法廷最低賃金を下回る給与を受け取っていたり、有給や週末、夜勤などの手当が適切に処理されていなかったりするケースがほとんどだとして、故意に未払いが行われたケースは少ないとした。また、対象となる従業員の中には海外留学生もいるとし、フェア・ワークは雇用者が従業員に対して、今後適切に給与を支給するよう監視していくと話した。