【キャンベラ25日AAP】 先立って、老人介護施設の入居者の部屋に家族が監視カメラを設置したことによって、介護職員によるいじめが明るみになった。ワイアット高齢者ケア相は、施設のすべての部屋へのカメラ設置や、施設の星評価に前向きな考えを表している。
ワイアット氏は、「家族がカメラを設置しなければ、いじめは発覚しなかった」「ほとんどの施設が質の高いサービスを提供しているが、一般に見えない陰湿な施設もある」と話した。一方、カメラ設置の義務化はプライバシーの侵害に値することも認めた。同氏は、国内の学校1万校近くを評価するウェブサイト“My School”のように、介護施設を評価したい考えだ。さらに、安全・コンプライアンス委員を派遣して、抜き打ちで夜間の職員数やケアの確認を検討している。
モリソン連邦首相は、「老人介護施設の入居者は急速に増えている。高い基準が大切だ」と話した。