【シドニー5日AAP】 シドニー市のムーア市長は、特定の道路上でバックパッカーが乗用車を販売することを非合法化する法案を提出した。
同市長の主張では、バックパッカーたちは法の盲点を突いて、自分の乗用車やワゴン車を販売する目的で、「何日も何週間もずっと」市街地で路上駐車を行っているという。ポッツポイントのビクトリア・ストリートとウルムルーのブルーアム・ストリートを監視員が巡回したところ、常に35台に上る車両が販売目的で駐車されているそうだ。バックパッカーが駐車違反の罰金を無視し、支払うことなく出国するのではと、近隣住民はみている。
ムーア市長は、このようなバックパッカーらに「近隣住民はうんざりしている」として5日、特定の道路上での車両販売を禁止する標識を議会が設置できるようにする議員立法法案を提出した。また、「他のみんなと同じように、バックパッカーも通常の商的販売経路を利用して車両を販売すべきであり、シドニー市ではそれを手助けする方法を検討中だ」と述べた。