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針事件で打撃 いちご農家に35万ドル

【キャンベラ27日AAP】  縫い針などの混入騒動に見舞われているいちご農家に対し、救済措置として35万ドルが拠出される見通しが明らかになった。いたずら防止の容器を準備するほか、マーケティング費用などに充てられるもよう。

 

連邦政府は先週発表した100万ドルの救済費用から、いちご農家の代表団体であるストロベリーズ・オーストラリアに35万ドルを拠出する。モリソン首相は「針を混入すれば15年の禁固刑だ」と述べ、同様の事件がこれ以上起きないことを願うと訴えた。

 

モリソン首相は最初の針混入事件について、調査内容を明らかにしていない。また、事件が発覚した際、QLD州の保健当局が消費者にいちごを破棄するよう呼び掛けたが、その後、連邦政府は破棄するのではなく、小さく切って食べるよう呼び掛けた。モリソン首相は「問題があれば、解決するだけ」と述べ、QLD州当局の初期対応についても批判などは行っていない。

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