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銀行は客より利益優先 財務相が指摘

【キャンベラ28日AAP】  国内の金融機関を調査している王立委員会が、このほど中間報告を発表したことを受け、連邦のフライデンバーグ財務相は、金融機関は誠実さよりも欲や利益を優先させる慣習があるとの見解を示したことが分かった。

 

フライデンバーグ財務相は、金融機関の文化として悪い慣習が浸透しているのは明らかで、さらにそれらの多くが罰せられないままとなっていると指摘。王立委員会の報告は「我が国の金融機関の文化、行い、コンプライアンスについての率直で鋭い評価だ」と述べた。

 

王立委員会による報告書では、不祥事が「単なる欲や目の前の利益のため、誠実さを犠牲にしていることが多すぎる」と述べ、金融セクターによる不祥事の裏側に、根強い悪習があると率直に指摘している。

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