【キャンベラ17日AAP】 連邦のモリソン首相は17日、エルサレムをイスラエルの首都と認め、在イスラエル大使館をエルサレムに移転する案について、インドネシアとの貿易協定に影響を及ぼすことはないとの見解を示した。
モリソン首相は、オーストラリアは近隣諸国と友好的な関係を構築しているとした上で、このような政治的にデリケートな問題において、はっきりとした態度を示すことは可能との見方を示した。
一方、インドネシアは連邦政府に対し、大使館をエルサレムへ移転すればパレスチナとの和平プロセスを揺るがすことになりかねないとけん制。ただ、間近に控えているオーストラリアとの貿易協定の締結を延期するのではないかとの憶測については、これを否定した。