【メルボルン18日AAP】 オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、大手銀行が国内の小学校で実施している預金業務について、学校を利用し自分たちの金融商品を宣伝していると消費者団体から批判の声が上がっていることを受け、見直しを行う方針を明らかにした。
ASICのケル会長代理は「学校での預金業務について動機および業務方法を明らかにし、子どもたちにとって有益なプログラムであるかを見極めたい」と述べ、プログラムの透明性が重要との見方を示し、業務の利点とリスクを調査することを確認した。
ASICによる調査は2019年半ばまでに完了予定。コモンウェルス銀行の小売銀行サービス部門のジョーンズ氏は、87年間に及ぶ学校における銀行業務の改善を引き続き行っていくとした上で、「子どもたちの財務管理能力を促進するため、積極的にサポートしていきたい」と述べた。