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2大都市の住宅価格 さらに下落と予想

【メルボルン19日AAP】  金融大手AMPは、国内の2大都市シドニーとメルボルンにおいて、住宅価格が今後さらに下落し、下落率は20%に達すると予想している。一方、国内の平均住宅価格が20%以上下落する、価格破壊の状態には至らないとの見方を示した。

 

AMPは、2020年にかけて国内の平均住宅価格について、下落率がこれまで予想していた5%を上回る、約10%近くに達すると予想。また、シドニーやメルボルンでは20%近くと、2015年前半の水準まで低下するとの見方を示した。

 

AMPのチーフエコノミストのオリバー氏は、金融機関の貸し付け条件の引き締めや、住宅供給の増加などが住宅価格の下落の背景と分析。また、パースやダーウィンの住宅価格はすでに最低水準近くまで達している一方、アデレード、ブリスベン、キャンベラ、ホバートなどでは、大きい変動はないとしている。

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