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水星探査計画に豪の追跡局が稼働

【メルボルン20日AAP】   国際水星探査計画ベピコロンボのロケットが20日の午後12時45分(豪東部夏時間)にフランス領のギアナから打ち上げされ、WA州のパースから北140キロにあるニューノルシア追跡局が重要な役割を担うことになっている。

 

ベピコロンボは、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同開発している水星探査計画で、水星にゆかりの深いイタリアの数学者で天文学者のジュゼッぺ・コロンボの愛称から命名された。

 

探査機を水星周回軌道に送り込み水星を観測していくが、今回の最大の課題は、太陽の重力に引っ張られないように軌道に乗せることだとしESAは「冥王星に探査機を送り込む時よりももっとたくさんのエネルギーが必要になる」と述べている。

 

ESA所有のニューノルシア追跡局では、同機関の現在継続中の火星などの探査計画の定常的な追跡完成を担っており、ベピコロンボの燃料やバッテリーの残量、進行方向などを監視していく。

 

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