【ホバート23日AAP】 ホバートのピザ店が、「オーストラリア人でない」という理由で外国人留学生に不当に低い賃金を支払っていた。不足分は合計で9,926ドルに上った。
ピザ店舗チェーン「Crust Gourmet Pizza」は2016年1月から7月にかけて、学生ビザを保持するバングラデシュ人3人とインド人1人に対し、現金で時給一律12ドルとピザ1枚配達につき1ドル支払った。一方、オーストラリア人の従業員は時給18ドル以上、時間外手当や配達料もキロメートルごとに銀行口座に支払われた。オーストラリア人従業員10人も6,252ドル不足して支払われていた。
フェアワーク委員会のサンドラ・パーカー監査官は23日、「4人はオーストラリア人でないという理由で、他の従業員よりも著しく低い賃金を支払われた。外国人労働者も同じ権利を有し、国が裁定する賃金が支払われなければならない」と声明で述べた。
同ピザチェーンを保有するQHAフードに対し、違反当たり最高5万4,000ドルの罰金が科せられる。不足分の賃金は全額支払われた。