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賃上げ求め 国内各地で集会

【メルボルン23日AAP】   国内各地で23日、賃金の上昇を求めて大規模な集会が行われた。メルボルンの集会に足を運んだおよそ15万人のなかには、VIC州のアンドリュース州首相の姿も見られた。

NSW州グリフィスとVIC州ベアーンズデイルで果物の収穫作業に従事したパトリさんは、「ビザ滞在者だとして低賃金を支払われ、農家から利用された」と話した。

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)のサリー・マクマナス事務員は、「生活水準は下がってきている」「国内の労働者2万8,000人がホームレスとは惨事だ。最低年収3万7,000ドルは生活費には不十分」と話し、抗議活動は価値があるとの見解を示した。

VIC州のアンドリュース首相も、「州民はこれまで以上に勤勉に働いているが、還元されていない」と述べた。

一方でオーストラリア商工会議所(ACCI)は、「労働者から力や選択権を奪い、組合に力を持たせているだけだ」としてACTUの訴えを否定した。

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