【シドニー26日AAP】 NSW州政府によるシドニー中心部における酒類販売の規制法「ロックアウト法」について、シューターズ・フィッシャーズ・アンド・ファーマーズ党は26日、同法の改正案を提出する見通しであることが分かった。同党は「選択の自由」を訴えており、2014年に導入された同法の緩和を求める構えだ。
シューターズ・フィッシャーズ・アンド・ファーマーズ党のロバート・ボルサック議員は、ロックアウト法について、締め出しと禁止を支持する政府による法律だとした上で、「われわれは、自由を第一に支持する政党だ」と述べ、規制の緩和を求める姿勢を示した。
一方、救急サービス、コミュニティ団体、NSW警察などは、ロックアウト法を維持するよう強く求めており、深夜の酒販売に反対する団体、ラスト・ドリンクスのサラ氏は「同法が廃止されれば、性暴力事件や傷害事件、死亡事故が急増する」と述べ、改正に反対する姿勢をあらためて示した。