【シドニー26日AAP】 NSW州では来年1月から、インフルエンザなど各種の予防接種を薬局でも受けられるようになりそうだ。接種を受けられるのは16歳以上で、ジフテリア、破傷風、百日咳、はしか、おたふく風邪などの予防接種が受けられる。
NSW州のバリラロ副首相は、さまざまな理由でGPへ行くことが困難な人たちも、薬局で手軽に予防接種を受けられるようになるとして、「選択を広げることにつながる」と期待感を示した。
一方、オーストラリア医師会NSW州支部のリム会長は、予防接種は単に注射をするだけではないと指摘。「患者たちが自分たちの健康状態について、GPと話す機会を失うことになる」と述べ、薬局での予防接種は便利かもしれないが、短絡的との見方を示している。