【シドニー26日AAP】 カンタス航空のクリフォード会長は26日、同社の年次総会で行った演説で、先に発表した今年の売上高の増加について、燃料費の上昇によるコスト拡大によってそのほとんどが相殺される見通しだと話したことが分かった。
クリフォード会長は「競争は激化しており、燃料コストも上昇するなか、貿易の流れを取り巻く状況も不透明だ」と述べる一方、ここ数年で行ってきた構造改革によって、今後も顧客や従業員、株主たちへの責任を果たしていくことが出来るとの見方を示した。
また、カンタスのジョイスCEOは、航空券予約販売額が8%増加したが、燃料費コストとして利益を食い込むとの見方を示し、これにより19年度は、燃料費が前年度より約8億6,000万ドル上回ると予想されるが、これを十分取り戻せると自信を示した。