【メルボルン28日AAP】 来月から、新たに肺がんと高コレステロール血症の治療薬が医薬品給付システム(PBS)に加えられることになった。ハント保健相は28日、「国内の患者数千人が恩恵を受ける」と発表した。
免疫療法薬「キートルーダ」は国内の肺がん患者1,000人以上が対象となる。製薬会社のMSDオーストラリアは、キートルーダのPBS化は進行性肺がんの患者にとって“最重要”とした。
高コレステロール血症治療薬「レパーサ」は、高コレステロールの治療で一般的なスタチン療法とは異なる働きをし、悪玉コレステロールを下げる。国内で遺伝的に高コレステロールのリスクのあるおよそ7万7,000人が対象となる。およそ250人に1人が、遺伝性の高コレステロール血症を発症する。患者の年齢や身体活動、食生活に関わらず発症し得る。