【キャンベラ30日AAP】 欧州連合(EU)離脱を控え、英国は国際空港でeパスポートを使用してビジネス促進につなげると発表した。オーストラリア、日本からの訪問者も対象となる。
ヒースロー空港などで現在使われている電子ゲートは現在、欧州のパスポート保持者のみが利用できる。来年からオーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド、米国からの訪問者も対象となる。
ロンドンのオーストラリア高等弁務官は知らせを歓迎した。
英国で通常の入国ゲートを使う際、待ち時間は2時間以上が普通。夏のピーク時は2時間36分にも上る。ヒースロー空港のジョン・ホランド・ケイCEOは英国政府に対し、2019年3月のEU離脱前に電子ゲートを拡大するよう訴えてきた。2008年の導入以降、同国22か所の空港・鉄道港に250台以上の電子ゲートが設置された。
電子ゲートは入国審査をスムーズにし、国境警備の改善につながると英国政府は考える。