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農業就労ビザを推進 農業者連盟

【キャンベラ30日AAP】   地方の農業労働者不足を解消するために、連邦政府は外国人を対象とした農業就労ビザの導入を検討していた。当初反対していた全国農業者連盟(NFF)は、一転して農家に必要性を表すよう促している。

NFFのフィオナ・シムソン会長は30日、「国内農業にはオーストラリアの労働者が望ましいが、労働集約型であること、年間通じて仕事がないことを考慮すると難しい」と述べた。ワーキングホリデービザや季節労働プログラムでは、労働力は不十分だという。

NFFはまた、労働者不足によって生産物を腐らせざるをえなかった農業家を特集するキャンペーンも立ち上げた。WA州でベリーを栽培するアンソニー・イェワーズさんは昨シーズン、労働者最大50人の不足により生産物の30%が収穫できなかった。TAS州のイチゴ農家、デイビット・ジェニングスさんも2017年、労働者不足によりイチゴ350トンを失った。

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