【キャンベラ31日AAP】 オーストラリアは31日、環太平洋連携協定(TPP)への批准を表明した。TPP参加11か国のうち、批准を表明した6か国目。12月30日の発効が確実になった。
TPPは参加11か国の関税98%を撤廃する。GDPは全体で13兆8,000憶ドル超、消費者およそ5憶人の経済規模だ。これまでに批准を表明したはカナダ、日本、メキシコ、ニュージーランド、シンガポール。
モリソン連邦首相は、「オーストラリアの近年の歴史のなかで、最も包括的かつ野心的な貿易協定になる」「2030年までに国内経済への恩恵は年最大156憶ドルに上るだろう」と述べた。
ターンブル前連邦首相は、「多くの国で保護貿易主義の流れが出るなか、永続的な自由貿易の成功だ」とツイートした。さらに、日本の安倍首相に対し、「2年前にシドニー湾周辺を歩きながら、TPP発効に向けて連携した」と感謝を示した。