【ブリスベン1日AAP】 QLD州のファーナー農相は1日、ブリスベン西部を中心に、今後8か月で有毒なアカヒアリの駆除薬剤の散布を行うことを明らかにした。アカヒアリは2001年にブリスベンで初めて発見され、最近になってさらに影響を受けた地域が拡大している。
ファーナー農相は、新たにアカヒアリが州内で見つかるなど影響が拡大していることを認めた一方、政府は10年間の駆除計画の2年目に突入し、効果を上げていると説明。「対策を行っていなければ、今頃はシドニーまで被害が拡大していただろう」と話した。
また、バイオセキュリティ・クイーンズランドのアカヒアリ駆除プログラムのジョーダン氏によると、今回の駆除はQLD州西端部から開始し、その後東部へ移動する予定となっておいる。QLD州政府はこれまで、10年間のアカヒアリ駆除計画に4億ドルを投入している。