【シドニー2日AAP】 オーストラリア政府統計局(ABS)の最新の調査によると、オーストラリア国内の今年9月の小売支出が、前月比0.2%増だったことが分かった。食品、カフェ、レストラン、テイクアウェイなど伸びをけん引したが、市場の予想はやや下回った。
支出を項目別にみると、衣料、はきもの、服飾品などへの支出は前月比1.2%、2,470万ドル分の減少となったが、食品支出は同0.4%、4,700万ドルぶんの増加、カフェやレストランへの支出も同0.5%、2,070万ドル分の増加となり、減少分を埋め合わせた。
小売支出を地域別でみると、NSW州が前月比0.4%減と最大の下げ幅だった一方、VIC州とTAS州はそれぞれ0.7%増だった。オーストラリアドルは、1米ドル当たり72.08ドルとほぼ横ばいとなっている。