【メルボルン4日AAP】 フィリピンで国外退去命令を出されたオーストラリア人の修道女が、オーストラリアへ帰国していたことがわかった。
カトリック教会の修道女であるパトリシア・フォックスさん(79)はメルボルンに到着した際に支援者からの歓声で出迎えを受け「帰国できて嬉しい。でも同時にとても悲しい」と述べた。
パトリシアさんは27年間フィリピンで伝道活動を行ってきたが、フィリピン政府の注意を引いたのは、事実調査団として派遣されたのが最初だったという。
フィリピン入管管理局は、ディテルテ大統領がパトリシアさんを「政治運動にかかわっている」と判断したことから宣教師ビザの更新申請を却下しており、代わりに取得した観光ビザが今月3日に期限を迎えていた。