【シドニー4日AAP】 NSW州政府は、シドニーのボンダイビーチの北部にある、100年以上使われている生下水管パイプを、8600万ドルの費用をかけて下水処理プラントへ転換することを発表した。
観光保護局(EPA)によると、1916年から未処理の下水がボークルーズやダイアモンド・ベイ周辺の海へ流されているという。
ドン・ハーウィン・エネルギー電力担当相は「この地域の下水処理を21世紀の水準にする必要があり、地域住民も未処理下水が海へ流されているのを止める重要性を理解している」と述べた。
水道事業会社のSydney Waterによると、今年の初めにボークルーズとダイアモンド・ベイの3つの下水道の落ち口の周辺は、健康リスクの危険性が「非常に高い」ことがわかっている。
ベレジクリアンNSW州首相は「住民の健康と環境を保護するために責任を持って取り組んでいく」と述べた。