【キャンベラ5日AAP】 連邦政府は、農家の人手不足を解消するために、ワーキングホリデービザ所持者の年齢制限を緩和することを明らかにした。
季節労働を行う太平洋諸島島民は3ヶ月長く滞在が可能になり、対象国のワーキングホリデービザ所持者の年齢制限は35歳に引き上げられるという。
ワーキングホリデービザでは同じ雇用主のもとで最大6ヶ月しか働けなかったが、ビザの緩和により、追加の農作業を行うことで18ヶ月まで延長することが可能になる。
モリソン首相は「オーストラリア国民が国内の仕事に従事するのが最優先だが、イチゴ農家のように農家が人手不足で見捨てられた状態を救うための政策」だと述べている。
昨年には41万9000人がワーキングホリデーでオーストラリアを訪れており、地方で9億2000万ドルの支出をしている。