【シドニー10日AAP】 マリス・ペイン外務相は、スリランカ大統領が議会解散を決定したことに対して「懸念と落胆を感じる」と表明している。
シリセーナ大統領が先月26日に、ラニル・ウィクラマシンハ首相を解任し、前大統領のマヒンダ・ラジャパクサ氏を新首相に任命してから、スリランカでは混迷が深まっており、スリランカへの国際社会の懸念も強くなっている。
ペイン外務相は「 スリランカとの長年の友好関係を築いている中で、今回の大統領の行いはスリランカの民主主義の伝統を弱体化させ、その安定を脅かすもの」だと述べている。
シリセーナ大統領は、議会選を来年の1月5日に行い、1月17日に新議会が開かれる予定だとしている。