【ブリスベン9日AAP】 スプレーなどを使用して壁などに落書きする「グラフィティ」の最中に、ほえてきた犬の顔にスプレーをかけたために逮捕された男に対し、18ヶ月の禁固刑が下された。
ブリスベン在住のブルーイン・ロバート・カールソン容疑者(25)は2010年9月、犬の飼い主の通報で逮捕された。同容疑者はそれまでの4年近く同市北部で、自分のグラフィティ用の名前である「Pawn」を電車やフェンス、樹木、バス停、公園のベンチに合計330回以上も書き、納税者に5万ドル以上の損害を与えたという。
ブリスベン簡易裁判所のコッペノル裁判長は、「法廷は動物虐待者に懐疑的」だとし、「またグラフィティはわが市の景観をひどく汚すものだ」と述べ、そのような行為は許されないことを世間に知らせるためにも禁固刑が必要だと判断した。