【キャンベラ１４日ＡＡＰ】　　　国語と算数の全国統一一斉テスト「ＮＡＰＬＡＮ」が今年も１５日から数日間の予定で行われる。テスト結果は各学校と生徒に年末に配布され、学校別の結果は政府の「Ｍｙ　Ｓｃｈｏｏｌ」ウェブサイトに掲載される。

ＮＡＰＬＡＮ（National Assessment Program – Literacy and Numeracyの略）テストは、３年生、５年生、７年生、９年生を対象に全国一斉に行われる読み書きと計算に関するテストで、毎年５月に行われる。２００８年度から開始されたこのテストは、障害を持つ場合など特例を除き、基本的に対象学年の全生徒に対して受験が推奨されている。

政府は、テストの結果はあくまで各学校の学業レベルを計るもので、各生徒のレベルを比較するためのものではないとしているが、最近では親が子どもにＮＡＰＬＡＮテストで良い成績を取らせようと塾に行かせたり、早くから対策を取るなどといったケースが見られるようになり問題化している。

ギャレット連邦教育相は１４日に発表した声明の中で、７年生と９年生の学生らがＮＡＰＬＡＮテストを受験するのは３度目であることに触れ、「これらの学生が学校でどのように勉強を進めているのかを正確に見比べることができ、どういった教育方法が有効的なのかを知ることができる」と述べた。