【シドニー31日AAP】 大晦日にシドニーで行われる花火大会の鑑賞場所に関し、シドニー市がNSW州政府を批判している。州政府は、州所有地での花火鑑賞を有料扱いとした。
シドニー市のムーア市長は31日、「市が所有する鑑賞場所はすべて無料だ。コミュニティが一つになって祝うイベントから利益を得ようとするとは、理不尽だ」とコメントした。
NSW州が所有するおよそ20か所で花火鑑賞チケットが販売された。王立植物園は335ドル。アプトン州環境相は、「無料で花火を鑑賞する公共スペースはたくさんある」と述べ、シドニー市の批判をはねつけた。
今年は、「アルコール持ち込み禁止の鑑賞場所が多すぎる」との意見もあった。これについてムーア市長は、「鑑賞場所で酒類の購入は可能だ。安全なイベントになったと、これまでも言えた」と述べた。