【シドニー3日AAP】 豪ドルが2009年以降で最低水準となる、1豪ドル0.6749米ドルの安値を付けたことが分かった。豪ドルは、米ドルに対し一時3%超安となったほか、日本円に対しては6%安となるなど、「フラッシュクラッシュ(瞬時の急落)」を引き起こした。
豪ドルのほか、米ドルと英国ポンドも日本円に対し急落し、その直後はいずれも同じ様に反発した。メルボルン拠点の外国為替業者、ペッパーストーン・グループのウェストン氏は「完全におかしくなっている」と述べ、市場の混乱について誰もが説明を求め、あちこち嗅ぎまわっている状態と分析した。
豪ドルは3日、豪東部標準時の午後4時には対米ドルの損失をほぼすべて取り戻したが、1豪ドル0.6946米ドルと、依然として過去3年で最低となる水準を維持した。