【シドニー4日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は、亀裂が入り調査が必要となった高層アパート「オパールタワー」の住人に対し、責任の所在を明らかにするためにも、法的措置を検討すべきとの考えを示したことが分かった。
シドニーのオリンピック公園内にあるオパールタワーは先月24日、ビルの内壁などに亀裂が見つかり、住人たちは現在も帰宅が許可されていない状態となっている。ベレジクリアン首相は、責任者を明らかにすべきとした上で、「自分が住人なら、法的措置を含め可能な限りの方法を使う」と話した。
集団訴訟を専門とするシャイン・ローヤーズのサドラー弁護士は、オパールタワーの一部の住人と話しをしたとして、「訴訟を起こす根拠は十分にあると考えられる」と述べ、住民の多くが恐怖感や怒り、フラストレーションを抱えていると明かした。