【メルボルン8日AAP】 VIC州で、薬物の影響を受けて運転するドライバーの数が、飲酒運転を上回っている。クリスマスから新年の3週間にかけて、同州で薬物影響下で920人、飲酒運転892人が検挙された。
同州政府は昨年、道路沿いの薬物検査への予算を増加。昨年の検査数5万から、今年は15万に大幅増加する。路上検査で薬物陽性が認められた場合はさらなる検査が行われるが、正式な結果が出るのに数か月要する可能性もある。
ステファン・リーン警視監は、「過去5~10年で薬物を摂取して運転するドライバーが増えている。検挙から違反切符が切られるまでの時間が懸念だ。酒気帯び検査のようにその場でわかる技術があれば」と話した。