【メルボルン9日AAP】 VIC州メルボルンの米国領事館などに9日、“不審な”郵便物が届いたことから、建物の中にいた人が一部避難したり、消防が出動する騒ぎとなったことが分かった。一部では封筒にコンクリートやアスベストが入っていたとされる小さいビニール袋が入っていたもようだ。
不審な郵便物が届いたのは、米国領事館のほか、スイス、インド、パキスタン、ニュージーランド、韓国などの領事館が分かっているが、連邦警察は攻撃の対象となった領事館について詳細は明らかにしていない。また、届いた不審物の中身や事件の起きた状況などについても、現在調査を進めていると説明した。また、不審物によるけが人や病院は出ていない。
一方、シドニーのアルゼンチン領事館では7日、不審な物質が届いたとして一部が避難したことが分かっている。物質はキャンベラの領事館に届いたものと同様、封筒に入れられたビニール製の透明な袋に入っていたが、危険性はなかったとみられている。