【キャンベラ9日AAP】 観光客が昨年オーストラリアにもたらした経済恩恵が、1,134億ドルに達したことがわかった。このうち外国人観光客による恩恵は、前年比5%増の432億ドルとなっている。また、観光客たちが国内の地方部へ足を延ばす人が増加していることも明らかになった。
外国人観光客のうち、中国人の占める割合は依然として大きく、前年比8%増の130万人と昨年オーストラリアを訪れた840万人のうちで最大となっている。また、外国人観光客のうち、284万人は主要都市だけでなく地方都市を訪れており、山歩きや沿岸部、内陸部まで足を延ばしたようだ。
また、インドからの観光客は前年比20%増の32万4,000人、日本からの観光客は前年比6%増の41万9,000人だった。ただ、中国を除いては外国人観光客の滞在日数はそれほど長くなく、米国人は前年比13%減、NZ人や英国人は前年比7%減だった。