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亀裂アパートの住人 帰宅に足踏み

【シドニー11日AAP】  NSW州シドニーのオリンピック公園の新築アパートで壁に亀裂が入り、住民らが避難している事故で、同アパートの建設会社アイコンは10日、建築事務所WSPと第三者機関が安全性を確認し、11日以降に帰宅が可能とする見解を示した。ただ、同アパートの家主委員会は住人に対し、専門家すべてが安全と判断するまで入居しないよう促す文書を配布したもよう。

 

アパートの住宅のうち、補修工事を必要としない世帯については12日から帰宅が可能だが、補修工事が必要な世帯については帰宅が可能となるまであと1週間必要だとしている。また、より大規模な補修工事が必要な世帯については、さらに6週間かかるとの見解を示した。

 

一方、アパートの家主委員会は、調査を依頼している建設会社のCardnoと政府が任命した大学の教授からまだ回答を得ていないとして、「調査を以来しているすべての団体が安全性を確認するまで、住人は帰宅を控えるべき」と電子メールで住人らに伝えた。また、アイコンに対し、13日以降もホテルの宿泊料金などの補助を継続するよう要請したとみられている。

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