【キャンベラ11日AAP】 連邦政府が行った最新の調査によると、2017年にオーストラリアの大学を卒業した学生のうち、72.9%が卒業後4か月以内にフルタイムの仕事に就いていたことが分かった。市場が世界金融危機から回復するなか、前年の71.8%を上回る数字となった。
ただ、4か月以内にフルタイムの仕事に就いた学生の数が2008年には85.2%となっており、この水準にはまだ回復していないことが分かる。連邦政府のテーハン教育相は、連合与党による健全な経済政策と雇用の創出が、大学生の雇用を促進したとの見解を示した。
また、調査全体では2017年の卒業生のうち92%が何らかの仕事に就いたことが分かっており、このうち37.9%がパートタイム雇用と、前年の37.3%をわずかに下回った。また、新卒のフルタイム雇用では年収が6万1,000ドルと、前年の6万ドルを上回ったこともわかっている。