【シドニー14日AAP】 カンタス航空機でフィリピン・マニラからシドニー空港に降り立った男性が、はしかにかかっているとわかった。
20代の男性は11日午前6時半頃、QF20便でシドニー空港に到着した。男性はその後、ライカートの医療機関ではしかと診断された。
NSW州保健局は14日、「同機の乗客、ならびに14日午前にシドニー空港を訪れた人は、1月末まではしかの症状に注意する必要がある」と警告した。症状は発熱、目の痛み、咳など。感染後10~12日で症状が出る。
保健局は、東南アジアではしかが流行しているとして、予防接種を受けてから渡航するよう呼び掛けている。はしか・おたふく風邪・風疹(MMR)の予防接種は、1~52歳の人は無料で受けられる。クリスマス以降、NSW州で6人がはしかと診断された。