【シドニー16日AAP】 気象局によると、NSW州では17日~18日にかけて多くの地域で41度を超えるなど、80年ぶりの酷暑となることが予想されている。NSW州中西部のほぼ全域で、16日正午までに45度を超え、午後3時にはウィルカニア(Wilcannia)やアイヴァンホーなどで47度まで上昇した。
気象局のジェーン・ゴールディング氏によると、NSW州を襲った熱波で、州西部では1月の最高気温が過去最高を記録したという。気温は18日にピークを迎え、その後は週末にかけて徐々に下がるとみられている。
シドニートレインは高温によりダイヤの乱れが生じる可能性があるとして、予め通勤客に警告したほか、NSW州のハーウィン・エネルギー相は、すでに電力需要の急増を見越した対策を講じているとして、エアコンの使用に関して心配は無用と説明した。