【シドニー17日AAP】 NSW州の無所属議員ジェレミー・バッキンガム議員が17日、ブルーマウンテンを通りシドニーと州西部をつなぐ50キロメートルのトンネル建設案について、自身のツイッター上で提案したところ、テスラのCEOイーロン・マスク氏が「見積もり額は約10億ドル」と反応したことが分かった。
マスク氏は「相互方向の高速列車なら1キロメートル当たり1,500万ドル、全体で7億5,000万ドルかかり、一駅ごとにさらに5,000万ドルかかる」と返答した。これが米ドルによる見積もりであれば、豪ドルで約10億ドルとなる。その後さらに、ソフトウエア企業アトラシアンのCEOで富豪のマイク・キャノン・ブルックス氏が「シドニーにとって安い買い物」と反応した。
バッキンガム議員は1990年代から同トンネル建設の提案をしており、高速列車で移動時間を短縮するほか、車道の渋滞緩和、州西部の開発につながるとしている。同議員はイーロン氏の反応に対し「一つのスタジアムを取り壊すのと同じ費用で、世界がうらやむ交通システムを手に入れられる」と述べた。