政治

野党党首が女性学生を脅した疑いが浮上

【キャンベラ13日AAP】   シドニー大学の学生自治会(SRC)の会長選挙で敗れた1977年、当選されたバーバラ・ラムジャン氏に対し、顔を近寄せ、彼女の背にした壁を頭の左右の真横に殴った疑いをめぐって、アボット野党党首は、労働党側に弁明を迫られている。

同疑いは、ベテラン記者のデービッド・マー氏が著した政治と文化の専門誌、クォータリー・エッセイ(Quarterly Essay)47号で、ラムジャン氏からの供述が取り上げられたことが発端。これに対し、アボット氏は、事件は起きなかったと疑いを否認しているものの、当時シドニー大学に在学し、その現場付近にもいたとみられる法廷弁護士、デービッド・パッチ氏がラムジャン氏の供述を裏付ける記事を13日にフェアファクス系紙に掲載している。

労働党のウォン財政・規制緩和相は、アボット氏がこれまで指導力について、人柄を重視し、過去の出来事も人柄に関係していると訴えてきただけに、弁明する責任があるとしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら