【キャンベラ22日AAP】 連邦政府のモリソン首相は22日、ケアンズのラジオ番組4CAに出演し、英国の探検家ジェームス・クック船長が初めてオーストラリア大陸へ渡来し、来年250年となるのを前に、クック船長の功績について「再発見するときが来た」と話したことが分かった。
モリソン首相は、クック船長について「歴史について否定的な見方をする人たちから、見下される風潮がある」とした上で、当時としては頭脳明晰な男性だと評価。渡来250年を記念するプロジェクト費用として1,200万ドルを拠出することを約束した。
連邦政府は、クック船長が指揮をとったエンデバー号のレプリカ作製費用として、オーストラリア国立海洋博物館に670万ドルを拠出しており、レプリカは2020年3月以降、TAS州ホバートへ南下した後、全国の停泊所39か所に寄港しながら、沿岸部を航海する予定となっている。