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シドニー淡水化工場稼働 世帯負担30$

【シドニー24日AAP】  NSW州のハーウィン資源相は24日、シドニーの貯水レベルが低下してきているとして、今週末にも海水淡水化プラントを稼働させる見通しであることを明らかにした。通常、貯水レベルが60%以下となった場合にプラントを稼働させており、24日現在で貯水レベルは60.1%となっている。

 

海水淡水化プラントの稼働に伴い、シドニー市民が支払う水道料金は、1世帯当たり30ドル程度の負担増となる見込みだ。ハーウィン資源相はプラント稼働の場合の負担増を認めた上で、「オーストラリアの主要都市の中でも、(シドニーは)最も水道料金が低い」と述べ、理解を求めた。

 

海水淡水化プラントは、一度稼働を開始させると少なくとも14か月は稼働を継続すると都市水道計画で定められている。同プラントはシドニー全体の需要の約15%となる、一日当たり最大250メガリットルの水の生産が可能だ。

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