【パース29日AAP】 WA州で2018年、詐欺により500人以上が総額1,070万ドルを失った。前年比32%増になる。
同州の詐欺監視機関スキャムネットによると、投資や恋愛、オンライン売買などで569人が詐欺の被害にあった。詐欺犯罪は常に名称や方法を変え、組織的に行われている。なかでも、即座に税の借金を支払わなければ逮捕または国外退去させると脅す詐欺が増えている。支払い方法として、アイチューンズやグーグルプレイのカード購入を提示する場合が多い。
デイビッド・ヒルヤード消費者保護委員は、「詐欺師は国税局や警察、電話会社や大使館、銀行を装って支払いを仕向けたり、個人情報やパソコンにアクセスして最終的に銀行口座を得ようとしている」と警告した。犯罪防止機関を装い、詐欺師を捕まえるためと偽って入金させる手口もあるという。