【パース30日AAP】 WA州パースのサフィオティ計画相は30日、スパイ活動の疑いが持ち上がっている中国の大手通信企業、華為との間で結んだ4Gコミュニケーション・システムを同州の交通システムに導入する契約について「適切に遂行されるか、調査および確認を進めている」と述べたことが分かった。
サフィオティ計画相は、WA州のプロジェクトで使われる製品が、米国政府による経済制裁の対象となる可能性があることから、WA州政府が現在、華為に契約を遂行する能力があるかどうかについて調査を行っていることを明かした。
一方、同州野党のハーヴィー交通広報担当者は、サフィオティ計画相はこれまで、この問題を一度も閣議審議に持ち出していないと批判。「なぜ華為以外の企業ではダメなのか、きちんと説明すべき」と話した。