【シドニー31日AAP】 NSW州西部メニンディ(Menindee)を流れるダーリング(Darling)川で魚が大量死し、これまでに4トンの魚の死骸が川から引き上げられたことが分かった。NSW州第一産業省は、先週末だけで100万匹近い魚が死んだとの見方を示している。
ダーリング川では数週間前にも魚が大量死しており、さらに同様の事態が起きると予想されていた。今回は、ヘイ(Hay)から西へ100キロメートルのレッドバンク・ワイア(Redbank Weir)を流れるマランビジー川でも、約1万匹の魚が死んだことが分かっている。
メニンディで起きた大量死は、暑い天候が続いた直後に気温が急激に低下したことが原因とみられており、マランビジーの大量死も原因は同じとの見方が強まっている。NSW州第一産業省は、高温で乾燥した天候で、引き続き川の魚が大量死する恐れがあると警告している。